英会話からの良いご提案
You will pass…なら、これは、ただの味も素っ気もない「あなたは、受かるでしょう」なのだ。
willはただの未来なのである。 先ほどののIf it should be fine…のshouldが欠落したものが、lf it be fine tomorrow…(仮定法・現在)である、と考えてもいいのである(仮定法・現在については後述する)。
このようにして、If it is fine…〔直説法・現在〕X If it will be fine…〔誤文〕If itshouldwere tobe fine…〔仮定法・未来〕If it be fine…〔仮定法・現在〕If it were (あるいはwas)fine…〔仮定法・過去、しかしこの場合、意味上あり得ない〕If it would be fine…〔仮定法・過去〕If it had been fine…〔仮定法・過去完了〕のように、beの部分の変化に応じて、クノレクルと名前が変わってしまう。 これが仮定法にまつわるむずかしさなのだ。
ここでは、If it were fine tomorrow, we would go for a driveという「仮定法・過去」の文が、意味論(semantically)的に成り立たないのであるということが分かることが大切である。 「もし明日、晴れるならば、私たちは、ドライブするのになあ(たぶん、明日は雨だろうなあ)」という訳文ができることはできるのだが、自然な英文を作ろうとすると、どうしてIf it is fine…となるべきなのであって、英文が成り立だないことを説明しよう。
明日、晴れるか晴れないかは、客観的事実に関わる事柄であって、人間の感情的判断に属さない。 ということは、If it is fine tomorrow, we will…とならざるを得ないのである。
つまり、wereはここでは使えないのである。 この瞬間に、読者の皆さんは、ハッと気づいて「仮定法」というものについて何か大切なことが分かったと思ったのではないか。
If it were fine tomorrow,…「もし明日晴れるなら…」もありえない訳ではない。 しかし、やはり正しい。
私は、あえてこんなしつこい書き方をしている。 これまで、仮定法のことを分かっていたつもりの人も、「事実」と「人間感情」のところに本当の区別の基準があることに気づいただろう。
次の文であれば、仮定法の文として当然成り立つ。 If it had been fine yesterday, we would have gonefor a drive「もし昨日、晴れていたならば、ドライブしたのになあ」これは、tomorrowをyesterdayという過去の事実に変えたので、isはhadbeenとなり、後ろの方にwouldhave gone が生じて典型的な「仮定法・過去完了の文」として、キレイに成立するのである。
ここでは、実際には昨日は雨が降ったので、ドライブしなかった、という「反実仮想」がはっきりしているからである。 だから、このように仮定法・過去完了の文であればあまり悩むことなく分かる。
この仮定法・過去完了の文の方が、形の上で、複雑で、難しそうに見えるが、そうではない。 仮定法・過去の方がずっと難しいのである。
たとえば、同じbeを使ったごく普通の正しい仮定法・過去の文である、If you were kinder to her, she would also behonest to you「もしあなたが、彼女に、もっと親切であるなら、彼女もあなたに対して正直になるだろうに」のように、このwereの中には、「あなたは、どうせ、彼女に親切になんかできないし、する気もないだろうから、言ってもムダなんだけど、それでも、その可能性はあるわけだから、やっぱり忠告として言ってあげるけど」というこれだけのだくさんの意味あいが含まれているのである。 目の前で相手に向かって、このように言うときの「仮定法・過去」の動詞部分の使われ方が、やはりなんと言っても一番難しい。
したがって、先ほどのIf it were fine tomorrowのような天気・天候に関することは、仮定法で言うべきことではないので、不自然となり、ゆえに間違いなのである、と私は断定した。 しかし、無理して言おうと思えば言えるのだ、ということもやはり、あらためて念を押しておかねばならない。
同じく、If it would be fine…や、If it could befine…も言おうと思えば、言えるのである。 ただし、この場合のwouldやcouldは、If…shouldが「仮定法・未来」であるのとは違って、各々、will, canの過去形ということで、「仮定法・過去の文」に分類されるので実に紛らわしい。
だから、X If it will be fine…にIf it would be fine…(ま、間違いだとは言い切れないのである。 たとえば。
lf you will go there, you can see herは、誤文なのだが、もし、このwillを「単純(時間)未来」の「~でしょう」のwillではなくて、「~するぞ」「~するつもりだぞ」の「意思未来」のwillだと考えて、「もし、あなたが、そこに行く気、行くつもり(意志)があるならば、彼に会えるでしょう」と訳すことによって、この英文は、正しいとすることができるのである。 この場合のは、仮定法ではなくて、直説法の文である。
私は今、何か、読者に対してものすごく難しいことを説明しているのだろうか。 さて、そして、ここからが、大どんでん返しとなる。
実際の英語国民は、現在では、この「仮定法」の文を、どんどん崩して使うようになっている。 If l were a bird「もし私が小鳥であるなら(小鳥の立場なら)」も、実際には、8割以上のアメリカ人やイギリス人はIf l was a birdと言うし、現在は、ほとんどの英語国民がそのように書くようになっている。
新聞の記事の英文でも、仮定法の文は、どんどん崩れてきている。 だから、初めの方のIfyoustudied hard 「もしあなたがもっと勉強するならば」も、現在では、If you study hard と、「ただの条件の文」で言う方が多いのである。
しかし、後ろの主節のyouwould pass the exam の方は、皮肉とイヤ味で使いたければ、仮定法・過去の文として、このまま、どんどんwouldを使って「合格するのにねえ」なのである。 しかし、英米人でも、学校の教師、特に国語の教師たちや知識人・文章家は、きちんとした仮定法の文を、耳をそろえて書くのである。
日本人にとって、仮定法が分かりにくい理由の3つ目がここにある。 すなわち、「仮定法」と「ただの条件の文(直説法)」の区別が、英語世界で崩れて来ている、といろことである。
さらに話を大きくしよう。
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明日、晴れるか晴れないかは、客観的事実に関わる事柄であって、人間の感情的判断に属さない。 ということは、If it is fine tomorrow, we will…とならざるを得ないのである。
つまり、wereはここでは使えないのである。 この瞬間に、読者の皆さんは、ハッと気づいて「仮定法」というものについて何か大切なことが分かったと思ったのではないか。
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ここでは、実際には昨日は雨が降ったので、ドライブしなかった、という「反実仮想」がはっきりしているからである。 だから、このように仮定法・過去完了の文であればあまり悩むことなく分かる。
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しかし、後ろの主節のyouwould pass the exam の方は、皮肉とイヤ味で使いたければ、仮定法・過去の文として、このまま、どんどんwouldを使って「合格するのにねえ」なのである。 しかし、英米人でも、学校の教師、特に国語の教師たちや知識人・文章家は、きちんとした仮定法の文を、耳をそろえて書くのである。
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